「日本でエンジニアとして働く」って実際どう? 来日3年目ベトナム人エンジニアの本音
- 2026.02.27
- 2026.04.20
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来日前に抱いていた期待と不安
日本就職を目指すベトナム人エンジニアから、こんな声をよく耳にします。「技術には自信があるけど、日本語が不安」「残業が多いと聞いて怖い」「職場に本当に馴染めるのか」——。
ネット上には情報があふれていますが、実際に現場で働いた人の”生の声”はなかなか見えてきません。
今回は、来日3年目のベトナム人エンジニアに日本で働くリアルを正直に語っていただきました。これから日本でITエンジニアの就職を目指している方も、すでに働いている方も、ぜひ「答え合わせ」のつもりで読んでみてください。
実際に日本で働いて感じた「想像と違ったこと」

来日前は「日本は厳しくて残業が多い」「上下関係が強く、意見が言いづらい」というイメージを持っていました。しかし実際には、チームや会社によって雰囲気は大きく異なり、思っていたよりずっとフラットな職場も多くあります。上司との距離が近く、率直に意見を交わせる環境で働いているエンジニアも、決して珍しくありません。
一方で、暗黙のルールや曖昧な指示に戸惑う場面も、確かにありました。「どこまで自分の判断で動いていいのか」「なぜこの確認ステップが必要なのか」——そういった文化的なギャップに気づくたびに、日本で働くことの奥深さを改めて感じます。「想像と違った」という感覚は、ネガティブなものばかりではなく、嬉しい意味での驚きも多く含まれていました。
技術力より大変だったのは「仕事の進め方」

技術面については、ベトナムで培ったスキルが十分に活かせました。Java、Python、Reactといった知識は、日本の現場でもそのまま武器になります。むしろ苦労したのは、日本独特の仕事の進め方です。
仕様が完全に決まる前に動き出すことや、「まず報告・相談」を優先する文化、細かな確認を重視するプロセス——最初は「なぜこんなに手順が多いのか」と感じることもありました。しかし、その丁寧さこそが品質の高さを生み出しているのだと気づいてからは、見え方が変わりました。
日本でエンジニアとして長く活躍するためには、コードを書く力だけでなく、報連相(ほうれんそう)のスキルや、プロジェクト管理の感覚も重要だと感じます。これはまさに、日本企業が外国籍エンジニアに求める「即戦力としての総合力」でもあります。入社前から意識しておけるかどうかで、最初の数ヶ月の働きやすさが大きく変わります。
日本語は「完璧」でなくても大丈夫

来日前は「日本語が流暢でないと仕事にならない」と不安でした。しかし実際には、技術用語は英語が多く、日常会話レベルの日本語があれば業務は問題なく進みます。N2レベルの日本語力があれば、多くのプロジェクトで十分に活躍できます。
大切なのは、分からないことをそのままにしない姿勢です。「確認する」「質問する」ことを恐れなければ、日本語は仕事を通じて自然に伸びていきます。完璧さよりも、誠実にコミュニケーションを取ろうとする姿勢が、日本の職場では何よりも信頼につながります。日本語への不安だけで、日本就職をためらっているなら——その不安は、思っているほど大きな壁ではありません。
評価のされ方はベトナムとかなり違う

日本では「自分から強くアピールする」よりも、「安定して成果を出し続ける」ことが評価されやすいと感じました。派手な実績より、納期を守る・品質を保つ・チームに貢献するという姿勢が重視されます。
最初は評価が分かりづらく、不安を感じることもありました。しかし、定期的な1on1やフィードバックの機会を通じて、徐々に評価の基準が見えてきました。「なぜ評価されないのか分からない」という悩みは、多くのベトナム人エンジニアが通る道です。評価文化の違いを事前に知っておくだけで、心の持ち方がずいぶん変わります。
生活面で感じた「日本のリアル」

仕事以外では、生活の安心感は非常に高いです。治安が良く、公共交通機関が正確で、生活インフラも整っています。日本での暮らしは、安全で快適な環境を求めるエンジニアにとって、大きな魅力のひとつです。
一方で、家賃や物価は高く、最初は生活費の管理に苦労しました。収入だけでなく、生活コストまで含めた設計をしておくことが、日本でのキャリアを長く続けるための土台になります。ビザの更新や転職時の手続きなども、事前に頼れる相談先を持っておくと、いざというときの安心感が全く違います。
3年目になって分かった「日本で働く本当のメリット」

3年間働いてみて、最も実感しているメリットはキャリアの信頼性です。日本企業での実務経験は、転職市場においても高く評価されやすく、将来の選択肢を広げてくれます。
また、品質意識やプロジェクト管理の考え方は、国を越えて通用するスキルです。日本での経験は、エンジニアとしての基礎力・信頼性・視野を確実に底上げしてくれます。短期的な努力が、長期的な資産になる——それが、日本で働くことの大きな価値だと思っています。
日本でエンジニアとして働くのは「簡単ではないが、価値がある」
正直に言えば、日本でエンジニアとして働くのは楽な道ではありません。言語、文化、仕事の進め方——乗り越えるべき壁は確かに存在します。しかし、その壁を越えた先に得られる経験は、確実にそれだけの価値があります。重要なのは、「完璧を目指すこと」ではなく、「適応し続けること」です。日本でのエンジニア経験は、挑戦する価値のある選択肢だと、今ははっきり言えます。
これから日本で働きたい人へ伝えたいこと

日本でエンジニア採用を目指すベトナム人エンジニアに伝えたいのは、「不安があるのは普通」ということです。大切なのは、正しい情報を知り、自分に合う環境を選ぶことです。
企業選び、サポート体制、日本語学習——準備次第で、日本でのキャリアは大きく変わります。特に、ビザサポートや履歴書作成のサポートまで受けられる環境を選ぶことは、来日後の働きやすさに直結します。
AsianTech.Linkは、日本で35年・ベトナムで15年の実績を持つFOISグループが運営する、ベトナム人・アジア系エンジニアのための求人・転職プラットフォームです。
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投稿者プロフィール

- ITマネージャー
- ベトナム在住7年目のITマネージャー。IT事業の管理をしながら、現地スタッフのマネジメントや営業にも関わっています。海外で働くリアルな日常、異文化の中での気づき、失敗から学んだことなどを、ゆるく分かりやすく発信中。趣味はカフェ巡り、食べ歩き、読書、ウォーキング。
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